日本登山医学会について

日本登山医学会理事長

松林公蔵

京都大学東南アジア研究所

matsubayashi.jpg日本登山医学会は、「医科学の立場から安全登山に貢献する」という理念にもとづき、昭和56年7月に設立された日本登山医学研究会(代表世話人:中島道郎)を前身といたします。同研究会の理念と歴史を受け継ぎ、活動をさらに発展させるため、国内外の登山に関する医科学の振興ならびに普及、啓発を目的として、平成17年5月28日には日本登山医学会(理事長:小林俊夫)として新たに発足しました。
 本学会の会員は、登山を愛好する医師や生理学者、各種医療職のみならず、ヒマラヤをめざす第一線の登山家、一般登山者、旅行愛好家などによって構成されております。
 これまでに毎年1回、学術集会「日本登山医学シンポジウム」を開催し、会誌『登山医学』を発刊してまいりました。
 平成22年度の第30回大会、会誌30巻を契機に、新理事長職を小林理事長から引き継がせていただきました。もとより微力ではございますが、会員のみなさまのご負託と考え、一層の努力をさせていただく所存でございます。
 22年度からは、国際認定山岳医制度を念頭においた「学会認定山岳医制度」も緒につき、また「登山者検診ネットワーク」も本格的に始動いたしました。大学山岳部と日本の各地の山小屋との連携によって維持されている山岳診療所間の情報ネットワークの構築も始まろうとしております。
  医科学の観点から、登山事故を未然に防ぐ理論と実践に関する知識を蓄積し、偶発的に発生した事故に対しては的確に対処すべき方策を広く社会に還元・提供してゆくことは、本学会の重要な責務と考えております。

 本会のこれまでの継続的な発展は、学会の趣旨に賛同いただきました個人や団体そして企業の皆様のご理解とご協力なくしてはありえず、あらためて、ここに深く感謝申し上げる次第でございます。
 これまで以上に皆様のご理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。